友美さんが入会したのは高3の6月からでした。
問い合わせはもっと前からありましたが部活をぎりぎりまで頑張っていてこの時期となってしまったようです。
でも、ハードな部活をぎりぎりまで頑張ってきた子は今までの経験上、美大入試には強いので是非頑張ってほしいと応援していました。
デッサンは最初の作品からなかなか上手でした。ただ平面構成が早く出来ないことが気がかりでした。1枚の作品に何日もかかる…という状況が続いていました。
12月の最初には時間を計るどころか良いアイデアがなかなか出てこない状況でした(;´・ω・)
正直、武蔵美の視覚デザインの合格は奇跡でも起きない限り無理だろうと思っていました。
でも入試とは何が起こるかわからないもの。本人もなかなか思うように行かずに落ち込んでいたので、
「合格圏に一度も入らなかった子が合格することってたまには聞くじゃない?そう、奇跡みたいなこと。
だから絶対合格!って言われてる子が落ちることがあるんだよね。そんな奇跡の子になってね!」そう声を掛けると笑顔で「はいっ!」と答えました。
良い意味で奇跡を起こそうと気合が入った瞬間でした!
毎日に近い状況で平面構成の練習をするようになり、みるみるコツを掴んだようで、1月の最初にはもしかしたら行けるかも!というレベルになっていました!(^。^)
合格を聞いたときは本当に我々講師たちも嬉しかったです!この1ヶ月の間に彼女の中に何か乗り移ったかのように変化していきました。本当に奇跡ってあるんだなぁと…(;o;)
最後まで諦めないことを友美さんに教えられました!
平成29年2月 中村 友美さん
武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科
東京造形大学 造形学部 デザイン学科 グラフィックデザイン専攻領域 合格!
高3になっても具体的な進路が決まっていなかった私は、もともと絵を描くのが好きだったので「美大行けたら楽しそうだな」とは思っても、「幼い頃からずっと習っている人しか行けないもの」だと思い込んで諦めていましたが、高3から習い始めて合格する人もいるというのを知って、美大進学を決心しました。
そして6月からアトリエこうたきに通い始めました。
私は「多摩美か武蔵美に行けたらカッコいいな!」と思って志望校に決めました。
当然とても難しいとはわかっていたので正直、「高望みしすぎかな?」とも思いました。でも先生方はそれを応援してくださいました。
鉛筆の削り方、形のとり方など1から丁寧に教えてくださったり、相談にも親身になってのって励ましてくださったりと、とても温かく優しい先生方ばかりでした。
最初の頃特に私が苦手だった平面構成も、道具の使い方、色の選び方、時短の方法などたくさんアドバイスをいただくうちに段々と上達することができました。そして念願だった美大生になることができました。
デッサン経験なし&遅いスタート&美術部でもなかった私が、現役で武蔵美の視デに合格できたというのが未だに信じられません。本当に嬉しいです。
大学でも頑張っていこうと思います!
今までお世話になった先生方、本当にありがとうございました!!