朱音さんは高3になる春期講習から入会しました。
4月に行うポートフォリオ説明会ではお母様と熱心に話を聞いていました。
デッサンから取り組み、私が不在のレッスン日はよくラインを入れてきて途中経過の画像を送ってくれたりして、一生懸命でした。
総合型入試を考えていたのでいろいろな作品を入れるようにと話しておきました。
平面構成を数枚描いたり、粘土に参加したり。
しかし、9月に第1希望だった大学のエントリーに残念ながら通ることができず、9月後半あたりからレッスンにあまり来なくなってしまいました。
通ると思って取り組んでいたのに通らなかった場合、二通りの傾向があることがわかりました。
これまでやってきたことでは練習が足りなかったのだ!と心を入れ替えて休まず通うようになる子。
もう一方は落ち込んでしまってレッスンに足が向かなくなる子。
どんなに自分ではがんばったつもりでも、結果に結びつかないことはあります。
そこでずっと落ち込み続けるのはまずいのです。
自分には足りないことがあったのだ!と気持ちを新たにできない子は、大学に入ってからも就職してからも思い通りに行かないことがあったらすぐに引き籠りのようになってしまうかもしれません。
受験は何が起こるかわかりません。出来るだけ早く気持ちを切り替えて、次のことに取り組めば必ず良いことがあります。
その後、公募推薦でも良い結果をもらえなかったこともあり、ほとんどが自宅制作となりました。
どんなときもラインを入れ続けました。
横浜美術大学の総合型三期の入試を受けるとのお知らせが。今の状態でどうなるのかと心配でしたがポートフォリオとデッサン二枚を持参するという内容だったので、自宅で一生懸命作品を作っていたのであとは祈るように見守っていました。
結果は合格!ハラハラしましたが本当に良かったです!
これからもいろいろなことがあると思いますが、めげずに頑張って欲しいです。
朱音さんのコメントと作品を紹介します。
令和5年12月 染谷 朱音さん
横浜美術大学 美術学部 美術デザイン学科 合格!
最初は商業高校ということもあり、商業系の進路にしようと考えていました。しかし高2の時にやっぱり自分はデザイン系の仕事がしたいと思い、高3の春からアトリエこうたきに通い始めました。
高校では美術部でデジタルの絵は描いていましたが、デッサンはまったく習った事がなくアトリエこうたきで初めて習いました。高2から通っている人の作品を見て遅れている自覚があり、自宅では美大卒の母からアドバイスをもらいながら取り組んでいました。
商業高校から美術系の進路に進む人は少なく、高校の先生から驚かれたりしました(笑)高校の先生方は美術系の進路には詳しくないので、こうたき先生やアトリエこうたきの講師の方々から大学について教えてもらいました。
夏頃からポートフォリオを作り始めましたが、私は周りよりも準備や技術不足で第1志望の総合型の結果は不合格でした…それから少しやる気を無くし、教室に通うのが難しくなった時期がありました。その後の公募推薦での受験も技術力不足で不合格でした。しかし、そこでこうたき先生からLINEでの連絡があり目を覚まし他の大学での総合型が残っていたので、ポートフォリオを大学のカリキュラムに合ったものに仕上げ受験に挑みました。
その結果、無事に合格する事ができ合格通知を見た時には泣きました…(笑)そこで大事だと思ったことはできるだけ早く準備をすること、講師の方々から沢山アドバイスをもらう事、そして諦めず技術を磨き続ける事だと思います!進学後も自分の力を磨き続けていきたいです!